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2024/9/3

歯石とは?

こんにちは🌻

今回は、定期健診などクリーニングの度にみなさんによくお伝えする ”歯石” についてお話ししたいと思います。

 

歯石とは、歯垢(プラーク)に唾液中の「リン」や「カルシウム」が結びついて石灰化した硬い細菌のかたまりのことをいいます。 

歯垢の段階では、やわらかく、歯磨きで落とすことができますが、歯石はその名のとおり石のように硬いため、歯ブラシやフロスなどでの、通常の歯磨きでは取り除くことはできません。

そのため、歯垢の段階できちんとセルフケアをして落とすことが大切です。

 

歯石は、付着する場所によって「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」と「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」に分けることができます。

歯肉縁上歯石とは、歯ぐきより上の歯の表面についた歯石のことで、上記でお話しした通り、唾液中のリン酸やカルシウムが歯垢と結合して固まってできたものです。

色は黄白色で、歯肉縁下歯石と比較すると軟らかいのが特徴です。 

                                                       

歯肉縁下歯石とは、歯ぐきより下の歯の根元の部分の歯と歯ぐきの間についた歯石のことで、歯と歯ぐきの間からの浸出液や血液と歯垢が結合したものです。

血液由来のため、色は褐色や黒褐色で、歯肉縁上歯石に比べ硬いのが特徴です。歯周病治療について | 医療法人社団徹心会ハートフル歯科

 

歯石が1度ついてしまうと、歯石自体がザラついているので、歯垢や汚れが歯石の上に付着しやすく、雑菌が繁殖するため、放置するとむし歯や歯周病、口臭の原因になるので注意が必要です。

歯ブラシやフロス、歯間ブラシで毎日の歯磨きを丁寧に行っても、お口の中全体を完璧に磨くのは難しいです。そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、ご自身では落とせない汚れを歯科医院で除去するようにしましょう。

歯科医院でのクリーニングでは、歯垢や歯石を除去するだけでなく、歯の表面を磨きます。そうすることで、汚れの再付着を予防することにつながります。

また、全体的なチェックも受けられるため、むし歯や歯周病の予防にも効果があり、歯や歯ぐきの健康を守ることにつながります🦷✨

歯石を放置するとさまざまな悪影響があるため、3~4か月に一度は定期健診を受診することをおすすめします。

また、当院では、最短2ヶ月での定期健診のご予約を承っておりますので、早めの受診をご希望でしたらお気軽にお声掛けください。

 

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